可憐に描かれた薔薇の花・・・ ・・・
それは田中久美子先生とアッセンデルフト・アートとの出合いでした。
アッセンデルフト(オランダ)発祥のトールペインティングは、約400年前、貴族が絵師を雇い 宗教画を描かせることが流行っていた時代、市民の間で その宗教画に描かれていた色とりどりの花や鳥を家具などの日用品に描くようになったことが始まりです。
アッセンデルフト・アートは 描く花の種類が限られているため、表現には限界があります。
田中先生は、 モチーフに桜や藤、紅白梅などを取り入れることで、日本人の感性を加味した新しい表現に挑戦されています。
また、和の素材(金箔・桐箱・屏風など)と本場 オランダの技法を見事に融合され、オリジナリティあふれるスタイルを確立されています。